2013-01-01から1年間の記事一覧

第43回粒々塾講義録

「東北学その12〜東北発、日本〜」 *「3・11」を抜きにして、過去も現在も未来も語れない。 体験できた我々は、大変ありがたい。 * 「明治維新」とは何だったのか。 幕末、ペリーの来航。開国要求。幕府は開国に応じる。鎖国ではこの国は立ちゆかなく…

第42回粒々塾講義録

第42回目の粒々塾は「東北学その11 〜あらためて“知る”と“学ぶ”と〜」と題しての講義でした。まず、あらためて「学ぶことの原点」を、論語の中から教わりました。論語の述而編(第7編)に「不憤不啓 不悱不発」という言葉があります。 一般的に、不憤不…

第41回講義録

テーマ「東北学その10 〜原点に立ち返る〜」講義を前に塾長からのお言葉 「もう一度、塾の原点を確認しよう。この塾は、学ぶという志をもった者達の集いの場ではないか?」と。 塾長の話は、講義後の懇親会や、掲示板で活発な意見交換がなされないことへの問…

第40回粒々塾講義録

テーマ「東北学その9〜辺境の地から始めよう 知の歩み〜」東北学のテーマも今回で9回目、今回の講義は塾長の言葉遊びに始まり、以下の質問からスタート。 “福島原発の放射性汚染水除去装置の名前は何でしょう” しばらくの沈黙の後、「アルプスですか?」よ…

第39回粒々塾講義録

テーマ「東北学その8〜方言、もう一つの視点〜」恩返しではなく『恩送り』…送ることは繋げる、広げること… この『恩送り』という言葉は、吉田五月さんが講義録の掲示板にて紹介してくれた言葉だ。 今回の講義のスタートにあたり、塾長はこの『恩送り』とい…

第38回粒々塾講義録

テーマ「東北学その7〜東北人の魂・続き〜」今回は、前回の講義で塾生の一人が塾長に問うたことに答えることから始まった。「学ぶ」とは。 師曰く「知識を得ることではなく、考えることである。学んだら、その先へ進まなければならない。当塾の指針である佐…

第37回粒々塾講義録

テーマ 東北学その6「東北に関わる先人達の魂について。」『敬天愛人』、西郷隆盛が好んでよく使った言葉。よくあちこちで揮毫されてもいる。 『天を敬い、人を愛す』、彼の自己修養と信仰的な天命への自覚という考え方が含まれているというのだ。西郷南洲(…

第36回粒々塾講義録

テーマ 東北学その5 ・・・それは「和」から始まった今回の講義では東北の始まりについてふれられた。日本は大和の国である。その大和の「和」とは・・ まず、「和」という字。読みは、わ・やわらぐ・なごむ・かず・・・ 意味としては、おだやか、のどか、ゆ…

第35回粒々塾講義録

今回のテーマ『東北学その4〜自由民権運動』本題に入る前にある言葉が紹介された。今年3月11日の追悼式、遺族代表の女子中学生の言葉。その要約。『私は、津波の中を必死にもがき薄れる意識の中 木材につかまり黒い海の上に出て 辺りが静まりかえった中…

第34回粒々塾講義録

今回のテーマは“東北学その3、東北人の魂”。東北に、そして福島にある「誰かが何とかしてくれる。」といった「受身の楽観主義」、前回提起されたが。今回は「根拠のない楽観主義」。塾長曰く、被災者の気持ちもわかるが、政府批判、東電批判のみで溜飲を下…

第33回粒々塾講義録

第33回粒々塾のテーマは、先月に引き続き「東北学〜その2」。これまでも塾では、震災を通じて見え隠れしたものをさまざまな角度(テーマ)から検証し、 たくさんのことを考えてきた。 先月に始まった「東北学」というテーマは、学問としての「東北学」ではなく…

お礼

塾生各位過日の塾では「プレゼント」いただきありがとうございました。早速使わせて貰っています。椅子の高さを低くして。 いつもながらの心遣いに感謝です。講義録、望月さんが早速送ってきてくれました。近々アップされることと思われます。次回もまた自ら…

第32回粒々塾講義録

2013年最初の粒々塾。今回の講義内容は、東北学・今「東北」を考える。まず福島を知ることからはじめてみようということで、今回の講義ははじまった。 福島県の地名は、面白いものが多い。 例えば、阿武隈や安達太良。阿武隈は、かつては安福麻と表記してい…